3歳までの予防接種【任意接種】

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B型肝炎

(平成28年10月から定期接種に)
[予防する病気] B型肝炎
[接種回数] 3回
[接種時期] (ママがキャリアでない場合)生後2ヵ月頃に1回目、1回目から4週間あけて2回目、1回目から5~6ヵ月後に3回目
[ワクチンの種類] 不活化ワクチン
[他のワクチンとの接種間隔] 1週間

出産時の母子感染には保険が適用される

B型肝炎は、吐き気、だるさ、褐色の尿、黄疸などの症状があり、病気が進行していくと、肝硬変や肝臓がんを引き起こすこともあります。
 
出産時に母子感染することが多いので、妊娠中に、ママがB型肝炎ウィルスのキャリアかどうかの検査が行われます。
 
ママがキャリアだった場合には、生後すぐに赤ちゃんにB型肝炎ワクチンが接種されますが、この場合には保険が適用されます。
 
ママがキャリアでない場合には、生後2ヵ月以降に接種するのが一般的です。
 
接種した部位の腫れ、発熱、発疹などの症状が見られることもありますが、いずれも軽度なことがほとんどです。
 
B型肝炎ワクチンの副作用はほとんどなく、世界で最も安全なワクチンの一つとも言われています。

感染経路は様々

B型肝炎は、血液、唾液、涙、汗などの体液から感染します。
 
選手同士が密着するスポーツの練習中に感染したという事例もあります。
 
保育園での集団感染や父子感染など、感染経路は様々です。
 
保育園などで集団生活をする場合には、事前に接種しておくようにしましょう。

ロタウィルス

[予防する病気] ロタウィルスによる胃腸炎
[接種回数] 2~3回
[接種時期] (ロタリックス)生後6ヵ月になるまでに2回、(ロタテック)生後8ヵ月になるまでに3回
[ワクチンの種類] 生ワクチン
[他のワクチンとの接種間隔] 4週間

低月齢でかかると重症化しやすい

ロタウィルス感染症は、激しい下痢とおう吐の症状が見られます。
 
ウィルスが口から入ることで感染しますが、感染力が非常に強く、悪化すると脱水症状を起こしたり、脳炎やけいれんなどの合併症を発症することもあります。
 
冬から春にかけて流行することが多いですが、生後5~6ヵ月頃からかかりやすくなるので、生後2ヵ月を過ぎたら、早めに接種するようにしましょう。

ワクチンは2種類

ロタウィルスのワクチンは、ロタリックス(1価)とロタテック(5価)の2種類がありますが、いずれも接種できる期間は短いです。
 
ロタリックスは生後6ヵ月になるまでに2回、ロタテックは生後8ヵ月になるまでに3回の接種が必要になります。
 
予防効果は、どちらもほとんど同じだと言われています。
 
接種してから1週間~10日くらいの間は、うんちといっしょにウィルスも排泄されます。
 
ロタウィルスは排泄物から感染することも多いので、おむつを取り替えた後は、手をしっかりと洗って衛生面には特に気をつけましょう。
 
また、ワクチンは生ワクチンなので、次の接種までには4週間あける必要があります。
 
接種できる期間内に終えられるように、あらかじめスケジュールを組んでおくといいでしょう。

おたふくかぜ

[予防する病気] おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
[接種回数] 2回
[接種時期] 1歳以降に1回、3歳~就学前に1回
[ワクチンの種類] 生ワクチン
[他のワクチンとの接種間隔] 4週間

重度の難聴になることも

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウィルスに感染することで発症します。
 
飛沫感染や接触感染で感染しますが、感染すると、発熱、耳の下の腫れや痛みなどの症状が現れます。
 
1週間程度で治ることが多いですが、重い合併症に注意が必要です。
 
0.1%くらいの確率で重度の難聴になることがあるほか、脳炎や無菌性髄膜炎を起こすこともあります。

免疫を強化するため2回接種

接種後の副作用で、無菌性髄膜炎になることもありますが、その割合は数千人に1人と少なく、重症化はしにくいと言われています。
 
接種後に、耳の下の腫れ、発熱、頭痛、おう吐などが見られたら、すぐにかかりつけ医に診てもらいましょう。
 
一方で、自然に感染した場合には、100人に1~2人が無菌性髄膜炎になると言われます。
 
免疫を確実につけるため、1歳で1回目の接種をして、3歳から就学前までにもう一回接種するようにしましょう。
 
おたふくかぜは、MRや水ぼうそうと同時に接種することができます。
 
おたふくかぜの感染力は強いので、保育園や幼稚園などで集団生活する前には、必ず接種しておくようにしたいものです。

A型肝炎

[予防する病気] A型肝炎
[接種回数] 3回
[接種時期] 1歳以降に2回、その後半年以上経過後に1回
[ワクチンの種類] 不活化ワクチン
[他のワクチンとの接種間隔] 1週間

日本人の多くは抗体をもっていない

A型肝炎は、ウィルスをもった牡蠣などの海産物を生で食べることで感染することが多いです。
 
1ヵ月程度の潜伏期間の後、発熱、倦怠感、黄疸などの急性肝炎の症状が現れます。
 
60歳以下の日本人は、ほとんど抗体をもっていないと言われています。
 
A型肝炎は、発展途上国に多い病気で、ヨーロッパなどでも流行することがあります。
 
海外旅行や海外での長期滞在の予定があれば、必ず接種しておきたいワクチンです。

2013年から3回接種

A型肝炎ワクチンは、アメリカでは子供の定期接種に指定されています。
 
日本では、2013年3月から子供のA型肝炎ワクチンの接種が始まっています。
 
1歳以降に2~4週間をあけて2回接種し、それから約半年後に3回目を接種します。

インフルエンザ

[予防する病気] インフルエンザ
[接種回数] 2回
[接種時期] 生後6ヵ月以降に2回
[ワクチンの種類] 不活化ワクチン
[他のワクチンとの接種間隔] 1週間

特に怖いインフルエンザ脳炎・脳症

インフルエンザは、感染力が非常に強く、毎年冬に流行しますが、くしゃみやせきなどの飛沫感染により感染します。
 
インフルエンザの初期症状は風邪に似ていますが、風邪よりも重症化しやすく、肺炎、気管支炎などの合併症を引き起こします。
 
中でも重篤化しやすいのが、インフルエンザ脳炎・脳症です。
 
発熱後2~3日で起こりやすく、脳に重い障害が残ってしまうこともあります。
 
体力のない赤ちゃんは、特に発症しやすいので、ワクチンを接種して予防しましょう。
 
インフルエンザワクチンは鶏の卵を使って作られています。
 
卵の成分はワクチンを精製する際に取り除かれますが、強い卵アレルギーがある場合には、アレルギー症状が出る場合もあるので、事前に医師に伝えておきましょう。

家族全員で接種

行動範囲が狭い赤ちゃんは、家族からインフルエンザに感染することがほとんどです。
 
インフルエンザは、毎年12月頃から流行し始めるので、その前に、赤ちゃんを含めた家族全員で接種をするようにしたいものです。
 
インフルエンザウィルスの型は複数あるので、毎年流行する型を予測して作られています。
 
この予測が外れた場合には、予防接種をしてもかかってしまうことがありますが、その場合でも、予防接種をせずに感染するよりも軽症ですむと言われています。
 
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