ベビーフードは、忙しい時でも手軽に食べさせることができ、移動時の携帯などにもとても便利なので、ママにとっては強い味方になります。
赤ちゃんの口に入るベビーフードの製造に当たっては、厚生労働省から「ベビーフード指針」が出され、日本ベビーフード協会が厳しい自主規格を制定して、品質の向上が図られています。
ベビーフードは、大きく4つの種類に分けることができます。
レトルトタイプ
調理した食品を密閉したもので、そのまますぐに食べることができるので、外出時の携帯にも便利です。
月齢に応じて、ご飯、おかず、うどん、スパゲッティなどいろいろな種類があります。
びん詰めタイプ
調理した食品をびん詰めにしたものです。
封を切ってそのまま食べることができますが、食べきれない場合には、冷蔵庫で保管することができます。
衛生面を考えると、2日以内には食べきるようにしたいです。
粉末ドライタイプ
調理したものを粉末状にしたものです。
おかゆや裏ごし野菜など、お湯をかけるだけですぐに食べられるもののほか、調理に使えるものもあります。
フリーズドライタイプ
調理した食品を真空凍結乾燥して加工したものです。
野菜ペースト、だし、ソースなどがあり、お湯をかけるだけですぐに食べることができます。
用途に合わせてベビーフードを使い分ける
現在では、500種類以上のベビーフードが各メーカーから販売されていると言われ、種類も豊富にあるので、赤ちゃんの月齢に合ったものを選びましょう。
レトルトタイプやびん詰めタイプのものを使う時には、具材の硬さなどをしっかり覚えておいて、離乳食作りの参考にするといいでしょう。
また、アレルギーがある場合は、必ずアレルギー表示を確認してから使うようにしましょう。
その商品自体には対象食材が使われていなくても、商品の製造ラインで使われていればアレルギー表示がされているので、注意する必要があります。
フリージング
離乳食初期のゴックン期は、赤ちゃんが1回に食べる量が少ないので、毎回新たに用意するのは大変です。
まとめて作ってフリージングしておいて与える時に解凍すれば、手間もかなり省くことができます。
フリージングには、専用パックや製氷皿などを使います。
おかゆやだしなどの水分が多いものは、製氷皿に入れて凍らせてからパックに入れて冷凍保存します。
肉や魚は、鮮度がいいうちに下ごしらえをして冷凍保存します。
離乳食の中期以降になれば、ニンジンや大根などは、ゆでた後で離乳食用の大きさに切って冷凍保存しておけば、煮物や野菜スープなどいろいろなメニューに使うことができます。
多くのものは、冷凍保存することができますが、豆腐、牛乳、生卵、きゅうりなどは冷凍には向かない食品です。
フリージングの基本
離乳食に使う食材は、よく加熱してから冷凍保存し、食べるときには再加熱するのが基本です。
1 食材を加熱する
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2 よく冷ましてから容器や袋に入れる
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3 できるだけ早く凍らせる(短時間で凍らせると、細菌が繁殖せずにうまみや栄養が残ります。)
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4 再加熱してから使う(雑菌の繁殖を防ぐため、必ず再加熱します。1週間を目安に使い切りましょう。)
生後5ヵ月を過ぎたら離乳食 >