高齢出産を願う

生後5ヵ月を過ぎたら離乳食

離乳食を食べるようになれば、赤ちゃんは母乳やミルクからだけではなく、食べることによって栄養を摂ることができるようになりますが、同時に、歯の使い方や舌の使い方を覚え、いろいろな味があるということも学習します。

離乳食を始めたからといって、すぐに母乳やミルクを止めてしまう必要はありません。

離乳食を始めるのは、生後5~6ヵ月頃が目安ですが、「首がすわった」「支えれば座ることができる」「大人が食べるのを見てモグモグと口を動かす」というのは、離乳食開始のサインです。

最初はトロトロの液体に近い状態の離乳食から始めて、徐々に固形の離乳食に近づけていきましょう。

離乳食の役割

食べる力を育てる

離乳食を食べることで、口の中でモグモグと咀嚼してから飲み込むという、生きていくために必要な「食べる力」を身につけることができます。

しっかりと咀嚼できるようになるのは、乳歯が生え揃う2~3歳頃になりますが、離乳食はその時に向けての大事なスタートです。


味覚の発達

離乳食を食べることで、赤ちゃんはいろいろな味を覚えていきます。

甘味、酸味、塩味、苦味、うま味などの味覚を覚えていきますが、これらの味覚は、10歳くらいまでぐんぐんと発達していきます。

離乳期には、人工的な味や濃い味のものはできるだけ避けるようにして、素材を生かしたやさしい味のものを与えることで、味覚を育てていってあげましょう。

好奇心を育てる

離乳食が始まると、赤ちゃんはいろいろな味、色、形、食感のものを口にすることになりますが、それらの全てが赤ちゃんにとっては新しい発見になります。

できるだけいろいろな種類の食材を与えて、赤ちゃんの好奇心を満たしてあげましょう。

消化機能を発達させる

それまでは、母乳やミルクを消化する酵素が多く分泌されていましたが、離乳期以降になると、大人と同じような消化酵素の分泌が促進されていきます。

離乳食を食べていく過程で、様々な食べ物を消化・吸収できる力を身につけて、8歳になる頃には、大人とほぼ同じ消化機能が備わるようになります。

栄養源グループ

離乳食を与える際には、体の基礎になる3つの栄養源グループを覚えておきましょう。

『エネルギー源』

体を動かす原動力になる「糖質」を多く含む食品群で、主に主食になる食材です。

脳や筋肉が働く源になります。

離乳初期には、米がゆからスタートするといいでしょう。

主な食材: ご飯、パン、じゃがいも、さつまいも、うどん、そうめん、マカロニなど

『たんぱく質源』

主に主菜になる食材で、血液や筋肉を作るとともに、体の抵抗力をつけて丈夫にします。

摂りすぎると、内臓に負担をかけてしまうことがあるので注意しましょう。

主な食材: 肉、魚、卵、チーズ、豆腐、豆類など

『ビタミン・ミネラル源』

主に副菜やデザートになる食材です。

野菜や果物に豊富に含まれているビタミンやミネラルは、体の調子を整えるのに大切な栄養素です。

主な食材: 野菜、果物など

栄養バランスは数回の離乳食を単位にして考える

各グループから1種類以上の食材を使って主食、主菜、副菜をつくれば、栄養バランスのとれた離乳食のメニューにすることができます。

これらのグループの食材は、毎回の離乳食で必ず取り入れなければならないというわけではなく、1日2~3回の離乳食を通して、それぞれのグループの食材をバランスよく使うようにすればOKです。

離乳食を始めた頃には、赤ちゃんはなかなか食べてくれないかもしれませんが、まだ、母乳やミルクで栄養を摂れている時期なので、あまり気にする必要はありません。

離乳食に慣れさせることを第一に考えましょう。

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