高齢出産を願う

母乳育児のポイント

母乳は赤ちゃんにとっての完全栄養食といわれています。

中でも、出産後2~3日目頃までの「初乳」には、無菌状態の子宮から出てきた赤ちゃんを感染から守る免疫物質がたくさん含まれています。

赤ちゃんは、母乳を飲みながら母親のぬくもり、優しい声、乳首の感触などから安心感を感じ、母親も一生懸命に乳首を吸っている赤ちゃんの姿を見て、いとおしさを感じるでしょう。

授乳は、母親と赤ちゃんのスキンシップでもあります。

母乳に関係する二つのホルモン

母乳は母親の血液が原料になっています。

乳房には、乳腺葉(にゅうせんよう)という母乳を製造する器官があり、ここで乳汁がつくられています。

赤ちゃんに栄養たっぷりのおいしい母乳を飲ませてあげるためにも、産前から栄養バランスのとれた食事をするように心がけたいものです。

赤ちゃんは、乳首だけでなく乳輪部までくわえて、しごくようにして母乳を飲むので、妊娠中から乳頭や乳輪部をケアしてやわらかくしておくことも大切です。

母乳は、赤ちゃんが乳首を吸う刺激で分泌されるプロラクチンというホルモンとオキシトシンというホルモンの働きで出てきます。

プロラクチンは乳汁の分泌を促す「催乳ホルモン」で、オキシトシンは乳汁を外に出そうとする「射乳ホルモン」です。

オキシトシンには子宮の収縮を促進する働きもあるので、子宮の戻りを促す効果もあります。

母乳は、産後すぐには出なくても、赤ちゃんに吸わせ続けることが重要です。

母乳育児を軌道に乗せるためには、授乳回数を多くすることがポイント

出産直後は、母乳の分泌も十分ではなく、赤ちゃんもうまく吸い付けなくて苦労することが多いかもしれませんが、「泣いたら吸わせる」を繰り返すことが大切です。

乳首を頻繁に吸われていると、その刺激で乳汁の分泌が促進されて、赤ちゃんも上手に母乳を飲めるようになるので、次第に授乳リズムが整っていきます。

産後の疲れが残っていることも多い時期ですが、母乳育児を軌道にのせるためには、出産後、最初の1~2ヵ月がカギになります。

この時期、授乳回数は1日7回以上、1回の授乳時間は10~20分程度を目安にしましょう。

左右の乳房を1~2分間ずつ交互に吸わせるようにするのがおすすめです。

片方の乳房だけを長い時間吸わせると、乳首を痛める原因になるので注意しましょう。

母乳を出やすくするために

母乳が出やすくなるように、乳首や乳輪をマッサージするのも効果的ですが、その前に軽いストレッチなどを行うと、血液循環が良くなるのでさらに効果的です。

ひじで乳房の両わきを軽くたたくようにすると基底部の血行が促進され、背中や首の筋肉をほぐせばリンパの流れがよくなって、乳汁の分泌がスムーズになります。

母乳育児を進めていく際のポイント

出産直後から頻回授乳

母乳は、出産直後には十分に出ませんが、何度も赤ちゃんに吸わせているうちに分泌量が増えてきます。

産後1~2ヵ月は、授乳間隔にはあまりこだわらず、赤ちゃんが泣くたびに授乳をするようにしましょう。

リラックスした姿勢での授乳

乳房の大きさや赤ちゃんの大きさによって、授乳しやすい姿勢は異なります。

ソファにゆったりと腰かけたり、クッションを使ったりするなどして、一番楽になれる姿勢を見つけましょう。

乳首を吸わせてからミルクを与える

母乳に比べてミルクは腹持ちがいいので、ミルクを与えすぎると授乳リズムが整わなくなってしまいます。

母乳育児を考えている場合には、まずは左右の乳首を十分に吸わせて、その後で少量のミルクを与えるようにしましょう。


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