高齢出産を願う

産後のマタニティブルーの症状と発症原因は?

産後、一時的に気持ちが不安定になることを「マタニティブルー」といいますが、これは一過性の症状なので、リラックスして乗り越えていくようにしましょう。

無事に出産を終えたのに、なぜか気分が落ち込んだリイライラしたりすることがありますが、これは、出産後10日目頃までに見られるマタニティブルーという症状です。

出産後2~4日頃にピークになることが多いマタニティブルーは一過性の症状で、不安感、焦燥感、抑うつ感、疲労感、食欲不振、頭痛などの症状が見られます。

マタニティブルーは、10~25%程度の確率で発症すると言われています。

マタニティブルーの発症原因

マタニティブルーを発症する最大の原因は、産後の内分泌環境の急激な変化とされています。

妊娠中は、胎児を育てていくために女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンが多量に分泌されますが、産後はこれらのホルモンの分泌が一気に減少します。

このことが、心理面に大きな影響を与えると考えられています。

また、初めての育児に対するプレッシャーや、妊娠前とは全く異なった生活環境に対する不安や戸惑いなどから、心身ともに疲れてしまうということも一因になります。

子育ては予期せぬことの連続でショックを受けることもあるでしょうし、長い間不妊治療を続けていたような場合には、出産したことで緊張の糸がプツンと切れてしまったような精神状態になることもあるようです。

高齢で出産した人は、仕事を持っていることも多いですが、仕事と同じように育児もできるだけ人の手を煩わせないようにしたいと考える傾向が強いようです。

しかし、実際の育児はマニュアルのとおりにできるものではないですし、体の回復も自分の意思や頑張りだけでコントロールできるものでもありません。

心身ともに疲れ切ってしまう前に、周囲にサポートを求めるようにしましょう。

信頼できる友人などに思いを伝えたりするだけでも、気持ちが楽になるものです。

マタニティブルーは、産褥期には誰にでも起こりうる症状で、特に治療を受けなくても自然と解消していくものです。

ほとんどのマタニティブルーは、時間が経てば解決すると考えておけばいいでしょう。


マタニティブルーから産後うつ病に移行することも

通常、マタニティブルーは一過性ですが、妊娠前から情緒不安定な傾向があったり、家族関係が円満でなかったりするような場合には、マタニティブルーから産後うつ病に移行することがあります。

この場合には、早めの治療が必要になります。

産後2~4週間ほど経ってもブルーな気分が続いていたり、育児をする気力が湧いてこないようなときには、一人で悩まずに産婦人科の医師などに相談してみましょう。