高齢出産を願う

30代での出産は、更年期の一歩手前の成熟期後半での出産

女性として、自分の体のことや妊娠・出産のことについて考える機会も増えてくる30代。

女性の体の機能は、一生を通して大きく「思春期」「成熟期」「更年期」「老年期」の4つの時期に分けることができます。

子孫を残していくために、女性の体には特有の生殖機能が備わっています。

思春期

思春期には、その女性特有の生殖機能が働き始めて、女性ホルモンの分泌が始まります。

体つきが女性らしく丸みをおびてきて、肌や髪の毛がしっとりとしてくるのはこのためです。

やがて初潮をむかえて月経が始まります。

この時期は、まだ発育の途中なので、月経の周期や経血の量などは不安定なことが多いです。

卵巣や子宮が順調に発育していけば、10代の後半の頃には、排卵は規則正しく起こり、月経も周期的になり、女性としての体づくりができたことになります。


成熟期

20歳前後で女性としての体づくりが出来上がれば、成熟期に入ります。

この時期は、生殖機能の働きがピークに達し、女性ホルモンの分泌も一生のうちで最も安定している時期なので、妊娠・出産に最も適している時期とも言えます。

一方で、就職などで生活環境が大きく変化する時期でもあるので、ストレスで心と体のバランスを崩さないようにしたいものです。

成熟期も後半に入り、35歳頃からは卵巣の機能が徐々に低下していきます。

肉体的には健康で安定しているようでも、30代後半になると、生殖機能や女性ホルモンの働きは徐々に衰え始めています。

あまり自覚はないかもしれませんが、徐々に老化が始まっているのです。

更年期

40代の後半になると、卵巣機能の低下が進み、女性ホルモンの分泌が減少していく更年期をむかえます。

女性ホルモンのバランスが乱れて、更年期障害と呼ばれる体の不調が見られることも多くなりますが、これは女性なら誰もが経験することです。

更年期障害は、頭痛、めまい、のぼせ、ほてりなど、原因が特定できない様々な症状が現れます。

血液検査や骨密度検査で女性ホルモンの値を調べれば、更年期特有の症状がどうかの判断をすることができます。

また、この時期は、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病にも注意したい時期です。

運動不足、肥満、喫煙などの好ましくない生活習慣が蓄積すると、病気にかかる確率が高くなり、妊娠・出産にも悪影響を与えます。

老年期

更年期が過ぎると、様々な面で老化現象が見られる老年期をむかえます。

老年期は、白髪、白内障、聴力の衰えなど、体全体の機能が衰えて、萎縮していくのが特徴です。

閉経をむかえると、卵巣の機能は完全に停止します。

生殖機能だけではなく、全身に老化が現れますが、老化のスピードには、大きな個人差があります。

女性ホルモンの分泌は年齢とともに変化する